設備投資の安全性

会社は店舗、機械などの設備投資や新規事業への投資などを行ったりします。社長さんは銀行がお金を貸してくれるかには関心がありますが、その後の返済計画が無理のない現実性があるものかの検証をすることもとても重要になります。

固定比率とは

固定比率とは、建物、機械などの固定資産と自己資本との割合を示す指標になります。
会社がこれまで稼いできた利益である資本金を含めた自己資本で設備投資が行われているかを検証するものになります。

固定比率の計算式

固定比率(%)=固定資産÷自己資本×100

固定比率が100%以下であれば銀行からの借入金などの他人資本に依存せず自己資本だけで資金調達されていることになり、経営の安全性としては健全であると言えます。

固定長期適合率とは

固定比率は固定資産が自己資本で賄われているかを示す指標でしたが、自己資本に銀行借入などの他人資本を分母に加えたものが固定長期適合率になります。

固定長期適合率の計算式

固定長期適合率=固定資産÷(固定負債+自己資本)

固定比率が100%以上、つまり自己資本だけで賄われていなくても銀行借入などの他人資本も含めた固定長期適合率が100%以下であれば一応固定資産への投資は健全であると言えます。

無理のない返済計画をたてる

固定比率と固定長期適合率は設備投資が長期資金できちんと賄われているかを示す指標でしかありません。それは1年以内に返済が必要な短期借入金などで調達されていると返済に無理が生じるからです。
設備投資の大半が建物、機械など減価償却されていく資産になります。減価償却費はキャッシュアウトをしない経費として計上されていきますので
税引前利益に加えたもので返済していかないといけません。
設備投資が計画通りに業績を上げていきませんと新たな借入が必要になりキャッシュフローも苦しくなります。

まとめ

設備投資の健全性を示す指標は、資金の調達時または月末、期末の時点での状況を示しているだけす。設備投資が計画通りに業績を上げているか、返済に無理がないなど多面的に経営の安全性を検証する必要があります。
銀行がお金を貸してくれるからと言って計画性のない設備投資、借入はしないことがとても重要になります。

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森圭一

㈱MILLSで経理を担当しています。簿記2級があるという軽い気持ちで住宅営業から会計事務所へ転職して13年。先輩の紹介でMILLSに入社することができました。部門的に専門的な財務会計も必要ですが、それ以上に管理資料の作成が主な仕事になっています。アナログ人間の自分には、資料作りが非常に苦痛ですが、日頃から人に親切にしておくことで日々助けてもらっています。
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