普通預金の預金利息の会計処理

普通預金には通常2月と8月に預金利息がつきますが、入金される金額は預金利息から税金が引かれています。この税金は所得税と復興所得税と言いますが、この税額を計算して会計処理をする必要があります。

税金の計算が必要な預金

法人または個人事業主に限らず、事業者は金融機関に預金口座を持っています。当座預金、普通預金、定期預金、定期積金というところが一般的です。この預金の中で仕入先などへの決済用口座である当座預金には預金利息がつきません。それ以外の普通預金などには税金が引かれた後の預金利息がつきます。この他にの納税準備預金というのは納税の為だけの預金口座で普通預金などよりも利率が高く、預金利息には税金が課せられない非課税となっています。(納税以外の引き出した場合、課税されます。)

預金利息の税金

預金利息に課税される税金は、所得税と復興所得税といいます。税金は自ら税務署などに申告して納める方法と給与や報酬の支払い者が税金を引いて支払い預かった税金を納める方法(源泉徴収)があります。預金利息の所得税は金融機関に税金を引かれていますので源泉徴収ということになります。
税金の計算は法人と個人で計算方法が異なります。
法人:預金利息-所得税(15%)-復興所得税(0.315%)=預金利息入金額
個人:預金利息-所得税(15%)-復興所得税(0.315%)-地方税(5%)=預金利息入金額

税金の算出方法

会社は決算で法人税を計算して納税しますが、源泉徴収された所得税は法人税の前払いとして処理されます。仮に赤字などで法人税を納めない場合は源泉徴収された所得税は戻ってきますので正しく計算する必要があります。
定期預金、定期積金は通常金融機関からの利息計算書で税金の金額がわかるので、それを会計処理すればいいですが、普通預金は税金を計算する必要があります。
税金の算出方法は税金の計算方法を逆算します。
1)税引き前預金利息=預金入金額÷(1-15.315%)
2)所得税・復興税=税引き前利息×15.315%

預金利息の会計処理

税引き前預金利息と税金がわかったらそれを会計処理します。税金の勘定科目は会社によって違い、租税公課または法人税等のどちらかでないかと思います。どちらでも問題ないはずですが一応会計事務所に確認した方がよいでしょう。預金口座を多く所有している場合は、月次処理の時点で正確に処理をした方がいいです。決算処理でやろうとすると結構大変です。それに月次決算の正確性から言ってもです。

まとめ

今回の預金利息の会計処理に関しては税金の計算も会計処理もさほど難しいものではありません。しかし、税金が引かれていることを初めから知っている経理スタッフは少ないはずです。仕事の基本でもありますが、わからないことは過去のやり方を真似る、理解する。理解できないことはまずは自分で調べ考えてみることで知識が増え、さらに知恵がついていきます。 

  • シェア
  • twitter
The following two tabs change content below.

森圭一

㈱MILLSで経理を担当しています。簿記2級があるという軽い気持ちで住宅営業から会計事務所へ転職して13年。先輩の紹介でMILLSに入社することができました。部門的に専門的な財務会計も必要ですが、それ以上に管理資料の作成が主な仕事になっています。アナログ人間の自分には、資料作りが非常に苦痛ですが、日頃から人に親切にしておくことで日々助けてもらっています。
コメントはこちらをクリック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
PAGE TOP
LINE it!