固定資産購入時の共通経費の会計処理

建物、備品など固定資産を購入した時に共通工事として特定のものとして処理できない経費がかかることがあります。この共通経費は購入資産ごとに配賦してものが取得費用になります。

固定資産の取得時の会計処理

固定資産を購入した時、購入した時ごとに取得費用が計算されます。例えば、パソコンを周辺備品と一緒に購入した場合、パソコン本体と周辺備品を『パソコン一式』として資産計上することになります。しかし、以前から所有しているパソコンで使用していたマウスを購入した場合、マウスを備品費として経費処理することになります。今は少額資産の特例処理が認められているので、パソコンを購入しても経費(損金)処理することができるケースが大半なので、どちらの場合も利益に与える影響は同じになると思いますが、あくまで会計処理をどのようにするかの話になります。

共通経費の配賦

建物、複数の備品を購入したりする場合に共通工事費、設置費用など資産そのものではありませんが工事費用がかかることがあります。これは資産そのものでないので修繕費といった経費として処理しがちですが、税法上それは認められません。共通経費はそれに係る資産ごとに合理的な方法で配賦することになります。合理的な方法とは取得資産の購入金額となるのが一般的です。
例えば、機械A:600万円、機械B:400万円、共通工事費100万円、値引:100万円 を購入した場合、購入資産の取得価格計算します。
購入した資産は「機械A」と「機械B」になります。共通工事費100万と値引100万は機械A・Bで取得価格に応じて配賦します。
①共通工事配賦金額:100万(共通工事費)×600万(機械A)/1000万(機械A+B)=60万(機械Aの共通工事費)
100万(共通工事費)×400万(機械B)/1000万(機械A+B)=40万(機械Bの共通工事費)
ここまでの
機械Aの取得価格=600万+60万=660万
機械Bの取得価格=400万+40万=440万
②値引:100万(値引)×660万(機械A)/1100万(機械A・B)=60万(機械Aの値引)
100万(値引)×440万(機械B)/1100万(機械A・B)=40万(機械Bの値引)
最終的な取得価格
機械A=660万-60万=600万
機械B=440万-40万=400万

まとめ

固定資産の取得時の会計処理上記の述べた処理を順序良く行うことですが、一番大事なことは請求書、見積書をよく確認して項目ごとにきちんとし仕分けることです。建物のように金額が大きい工事は共通工事費が工事ごとに発生することがあります。どれがどの費用なのか。これを自分できちんと理解し、人に説明できる処理でそれが合理的な考え方であれば問題はないでしょう。 

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森圭一

㈱MILLSで経理を担当しています。簿記2級があるという軽い気持ちで住宅営業から会計事務所へ転職して13年。先輩の紹介でMILLSに入社することができました。部門的に専門的な財務会計も必要ですが、それ以上に管理資料の作成が主な仕事になっています。アナログ人間の自分には、資料作りが非常に苦痛ですが、日頃から人に親切にしておくことで日々助けてもらっています。
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