扶養控除申告書、控除対象扶養親族の書き方

前回は扶養控除申告書の欄のうち、一番上と源泉控除対象配偶者欄の書き方についてご紹介致しました。
引き続き、その下の控除対象扶養親族欄についてご紹介いたします。

B控除対象扶養親族

この「B控除対象扶養親族(16歳以上)(平15.1.1以前生)」の部分ですが、こちらは用紙の裏面をちょっと確認してみましょう。それぞれ用語の定義が下記の様にかかれています。

【④扶養親族】 所得者と生計を一にする親族(配偶者、青色事業専従者として給与の支払を受ける人及び白色事業専従者を除きます。)、児童福祉法の規定による里子又は老人福祉法の規定による養護老人で、平成30 年中の所得の見積額が38 万円以下の人
【⑤控除対象扶養親族】④の扶養親族のうち、年齢16 歳以上の人(平成15 年1月1日以前に生まれた人)
【⑥特定扶養親族】⑤の控除対象扶養親族のうち、年齢19 歳以上23 歳未満の人(平成8年1月2日から平成12 年1月1日までの間に生まれた人)
【⑦老人扶養親族】⑤の控除対象扶養親族のうち、年齢70 歳以上の人(昭和24 年1月1日以前に生まれた人)
【⑧同居老親等】⑦の老人扶養親族のうち、所得者又はその配偶者の直系尊属で、所得者又はその配偶者のいずれかとの同居を常況としている人

この部分を簡単にした場合、前提としては下記を満たす事が必須となります。

【前提条件】
(1)青色事業専従者として給与の支払を受ける人及び白色事業専従者でない事
(2)所得の見積額が38 万円以下(給与所得だけの場合は、給与の収入金額が103 万円以下)

この2項目を満たしたうえでかつ、年齢によってチェックする場所が違いますので、下記を参考にしてください。

一番左部分の書き方について


上記2項目を満たしている方について、下記4項目は記入方法は変わりません。
①には扶養する方の、氏名・フリガナを記入しましょう。
②のマイナンバーについては、その会社の指示に従いましょう。
③の「あなたとの続柄」については、子・親などの続柄を記入しましょう。
④は扶養する方の生年月日を書きましょう。

その右側部分の書き方について

続いてその右側を記入していきますが、ここは左に記入した方の年齢によって、①の部分のチェックをする場所が違いますので、注意ください。

①の部分について
16歳以上18歳以下:チェックは必要なし。
19歳以上22歳以下:「特定扶養親族」にチェックする
23歳以上69歳以下:チェックは必要なし。
70歳以上”かつ”自分又は配偶者の親・祖父母”かつ”同居している場合:「同居老親等」にチェック
70歳以上”かつ”自分又は配偶者の親・祖父母以外又は、親・祖父母であっても別居している場合:「その他」にチェック
(ただし、別居していても仕送りなどをしている場合には「同居老親等」と見なされる場合があり)

②の部分は【前提条件】にもあるとおり、給与所得だけであれば103万以下の方が対象になります。ここに関しては所得が多かった場合には、本人の住民税が多くなったり、会社から家族手当などが支給されている場合には、その分が支給されないなどの場合が発生しますので、大きく相違が無い様にしっかり確認しましょう。

③の「非居住者である親族」についてこちらも用紙の裏面にこの様な事が掛れています。

1「非居住者」とは、国内に住所を有せず、かつ、現在まで引き続いて1年以上国内に居所を有しない個人をいいます。

国内在住でない親族を扶養している場合、考えられるとしたらお子さんが留学をしているなどの場合ですが、その様な場合には「〇」をつけます。
その様な方で無い場合には、空欄のままで構いません。
また、ここに〇印が入った方については他に「親族関係書類」「送金関係書類」の2種類も添付するように書かれております。

2「親族関係書類」とは、次の①又は②のいずれかの書類で、その非居住者があなたの親族であることを証するものをいいます。
①戸籍の附票の写しその他の国又は地方公共団体が発行した書類及びその親族の旅券(パスポート)の写し
②外国政府又は外国の地方公共団体が発行した書類(その親族の氏名、生年月日及び住所又は居所の記載があるものに限ります。)
3「送金関係書類」とは、次の書類であなたがその非居住者である親族の生活費又は教育費に充てるための支払を、必要の都度、各人に行ったことを明らかにするものをいいます。
①金融機関の書類又はその写しで、その金融機関が行う為替取引によりあなたからその親族に支払をしたことを明らかにする書類
②いわゆるクレジットカード発行会社の書類又はその写しで、そのクレジットカード発行会社が交付したカードを提示してその親族が商品等を購入したこと等及びその商品等の購入等の代金に相当する額をあなたから受領したことを明らかにする書類

簡単に覚えておく場合は、「親族関係書類」はパスポートの写し「送金関係書類」は外国送金依頼書の控えや、クレジットカードの購入履歴の控えの情報になります。

④の「生計を一にする事実」欄ですが、同居している場合には特に記入をする必要はありません。別居している場合には送金額を記入する事になります。

一番右側部分の書き方について


⑤の「住所又は居所」については、同居であれば「同上」で問題ありません。違っている場合は、その住所を記入致しましょう。

⑥の部分は基本的には空欄で問題ありません。ただし、前回ご紹介したとおり変更があった際には記入をするか、一度会社の方に問い合わせてみましょう。

まとめ

次回は扶養控除申告書の残り「C欄の障害者、寡婦(寡夫)、勤労学生」とD欄及び住民税に関する事項になります。
お分かりのとおり、ここまでの部分については全て扶養控除申告書の裏面に記載されている内容になります。
ご自身でも今までの部分とあわせて一度ご確認し、理解を深めてみましょう。

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岩原正樹

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